- 2019.11.17
【猫論】もぐもぐ、14歳 女子アナも「キュンときた」仕草 ~台所のバイト

一緒に撮影しようとしたが、じっとしてくれない。

この素材で作るのは初めて。まだ写真を入れてない。
もぐもぐはウチで一番の甘えん坊で、とにかく行くとこ行くとこ付いてくる。トイレにまで付いてくる。目が開く前から拾った唯一の子で、手のひらサイズの彼に哺乳瓶を咥えさえ、毛布にくるんでそっと眠らせ、泣いたら下腹部を軽くさすってティッシュペーパーでおしっこを出させ、そして、またミルクを与える、という繰り返しで育てたのが最初だ。

※幼少期
うっすら目が見えてきたかというとき、目の前にあったのは僕の顔だから、彼は僕を親だと感じ、自分を人間だと思い込んでるところがあって、ひとりだけ他の猫たちとスキンシップをしたがらない。その分、僕にはべったりで「抱っこ、抱っこ」の催促がうるさい。もう14歳のくせに昨夜も夜中3時ごろ泣き出し、僕は朦朧としながら「もぐもぐー」と応えると布団にもぐってきた。ちょっと暑くなったら出ていくから、おかげでこっちは寝不足だ。

※畳でできたクッションをステップ代わりに置いたらお気に入り
7歳ぐらいまでは1メートル以上もジャンプして、立っている僕の胸に飛び込み強引にキャッチさせて抱っこに持ち込む力業があって、僕は「もぐジャンプ」と呼んでいたけれど、それも今ではまったく見られなくなった。僕の中では永遠に「男の子」って感じだけど、そうじゃないのが寂しい。

マレーシアに来て、彼が一番怖がったのは雨季の雷。最初に大きな音が轟いたとき、もぐもぐは布団の中に頭を突っ込んで怖がった。ちなみにこの話、TBSの江藤愛アナにこの写真を見せて話したら、「ちょっとキュンときた」って。もぐもぐ、女心をくすぐるタイプらしい。猫のくせに。

眠るときは最初は丸まってるけど、必ず伸びてしまう。敵が存在しない世界で生きてきた証だが、大の苦手はもうひとつあって、先輩ひめたん。もぐもぐが悪戯したときに僕が怒ると、彼女はサッと走ってきてもぐもぐに一発、猫パンチを食らわすという奇妙な光景が続いてきたから、ひめたんには逆らえない。
もぐもぐは紛れもなく、僕の息子だ。例えじゃなくて、本当にそうなのだ。仕事中も「抱っこ!」と泣いてせがんで邪魔ばかりしてくるからイラっとさせられるけど、出先で人間の子供服を売っているのを見ると唯一、もぐもぐに買ってあげたくなるのだ。

この子がもし人間だったら、僕は彼のために自分が死ぬ寸前まで少しでも多くのものを遺してやろうと思っただろう…そう考えるとたしかに「親バカ」って話はすごく分かる。猫しか飼ってないのに、そんな過保護な親心を実感できたのは、もぐもぐのおかげだ。顔をくっつけると、ほのかに匂う彼の体臭まで好きなんだもの。いま猫がいなきゃ「次の2カ月をアゼルバイジャンに滞在してみよう」とか自由にできるのに…と思うこともしばしばあるけれど、でも、いま猫たちがいない人生は考えられない。それをいま一番実感させるのがもぐもぐなのだ。

さて、断片的すぎるマレーシア生活プチリポートで、東海岸に行った話を書こうと思ったけど、猫の話よりも写真が多くなりそうだから別途、あとで記事を分けて書くことにした。なので、ここでは街で見かけた変なやつをちょびっと。

ニセドラえもん!こういうのは綿密に「変えて」書いているんだろうか、それとも適当に書いたらこうなったのか。どっちにしても面白いから好きだけど。

包丁。でも「台所のバイト」ってなんだ。何を書こうとしてこうなった?台所の味方みたいな意味かな。でも、「バイト」だもんなあ。ちょっと頼りないよね。

謎すぎる!「ラガサシセ」…「おしいのソウかく こいとりのく」って、もぐもぐがキーボードの上を歩いた後に表示される文章そっくりじゃないか。乳酸菌があるっぽいことは分かるけど、これ見て「日本製かな」と買う人がいるのだとすると涙が…でも、面白いので販売を続けてほしい。

OSAKAなのに東京!超親日国マレーシアでは「TOKYO」とか日本の地名シャツが大人気。でも、なぜ9なのか…オコエ瑠偉(楽天)か福浦和也(ロッテ)か塩見泰隆(ヤクルト)か誰か背番号9のファン用かは分からない。大阪大好きだけど東京も捨てがたい方向け。沢尻エリカ逮捕!で取材依頼が集中したので、途中でひと段落したらマレーシアについて書きたい。(片岡亮)
https://twitter.com/GENRON_NEKORON
- コメント 10
コメント
【投稿】(最新コメントへ移動)No title
おもしろーい。ここネコちゃんをメインにした方がアクセス増えるかもよ。
No title
もぐもぐと、村田メインなら、賛成!♪ (←無理だが・汗)
もぐもぐは可愛い。
No title
山マサさんの毎度もぐもぐのキャラを把握した感じのコメント好き
No title
え、恐縮です(汗)
No title
去年の山マサさんの
マサ「猫の中でもぐもぐ、きみが1番可愛い」
もぐもぐ「山マサ、ぼくは人間だ」
マサ「はい、承知してます」
ってのがいまだにおかしくて、5月も
「もぐもぐ、臆病でいいのだ。警戒するということは、きみが頭がいいからだ。勇気は時に蛮勇ってことだってある」
ってのもまた好きで。
正直、それで思ったんですよ。山マサさんのような方にちょっとでも猫のキャラ分かってもらえるにはどうしたらいいんだろう、とか。実際にもぐもぐを見て頂いたら、話がまさにフィットしそうなのですから。
No title
片岡さん、小学の頃まで我が家に柴犬がいたので、もともと犬派です。
ですが、もぐもぐを見てから、YouTubeで猫の動画を見るようになりました。
なので、片岡さんが怒られる(汗)のを覚悟で、これを書きます。
マサ「もぐもぐ、もし片岡さんが嫌になったらおれのトコに来い。片岡さんより可愛がる(片岡さんには他にも猫はいる)ことは確実だ!」
もぐもぐ「迷惑だ。親父(片岡さん)以上に好きな人はこの世にいない。兄弟達も、時に苛立つが嫌いじゃない。マサは自分で愛する猫を捜すべきだ」
もぐもぐ、きみの云う通り(汗)
No title
犬の忠実さと賢さは凄いですからね。僕も昔、犬を飼ってましたが、逆にその忠実さに入れ込むのをあえて避けてたって気もします。溺愛が目に見えていたので。猫はまたそれと別基準って感じですよ。
ミッくんともぐは僕じゃなきゃダメ感がかなりあります。メス部隊はツンデレ。ナッツは・・・誰でもOK(笑
No title
もぐもぐ、ツンデレっぽいけど片山さんにはかまって欲しいんですね~
ネコパンチでワニを撃退した映像をテレビで観ましたが効いたんでしょうね笑
No title
先日実家に帰った際、軒先に御近所さんが集まっていて、見ると実家の石垣の上で仔猫がミャーミャー鳴いて居ました。
慌てて手袋を用意してどうにか助け出したのですが、トイレットペーパーの芯を太らせた様な、正しく掌サイズの仔でした。
其の儘御近所さんに貰われて行った様子ですが、最初怯えた様に爪を立てて居たのに、段々安全だと言う事が伝わったのか掌の中でリラックスし出して、自分の飼い猫にしたく成りました。
何時の日か、御縁が有ればとは思って居るのですが、中々踏ん切りが付かない物です。
No title
これもご縁ですよ。僕もそんな感じで家族になりました。特に小さい頃に拾うと、懐き度合いが高いので、そのうちぜひ。損得だと面倒かなと思われるでしょうが、愛情を注げるっていうのは何にも代えがたい喜びだと思います。僕は猫たちのおかげで、「意地でもこいつら食わせてくぞ」と仕事のモチベーションになったりもしましたし、生涯でこれほど喜怒哀楽を与えてくれた仲間もいないかな、と思ってます。不思議ですよ、種族違うのに。
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