テイラー2階級4団体統一!クリンチ連発の苦闘も

11・25アイルランド・ダブリン(DAZN)
 ▼4団体世界女子Sライト級タイトルマッチ 10回戦
  ライト級統一王者・ケイティ・テイラー(アイルランド) 2-0 王者・シャンテル・キャメロン(英国)
   ※95-95、98-92、96-94
 ▼10回戦
  ゲイリー・カリー(アイルランド) 2-1 リース・モールド(英国)
   ※97-93、93-97、96-93
 ▼WBAコンチネンタル・ウェルター級王座決定戦 10回戦
  パディ・ドノバン(アイルランド) 4回TKO ダニー・ボール(英国)
 ▼WBC世界女子フェザー級暫定タイトルマッチ 10回戦
  王者・スカイ・ニコルソン(豪州) 9回TKO ルーシー・ワイルドハート(スウェーデン)
 ▼8回戦
  WBA・Sフェザー級8位・ゼルファ・バレット(英国) 3-0 コスティン・イオン(ルーマニア)

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 エド・シーランモ観戦の女子戦、テイラーは2階級目の4団体王座獲得だが、内容はかなり苦しんだ。初回、キャメロンが左ジャブを打ちながら前に出てワンツーをヒット。テイラーは下がりつつ距離が詰まる瞬間に連打を放ったが、ジャブをかなりもらっていた。以降、強気で打って出続けた王者に、テイラーは自分の距離を作りにくくなったが、瞬間的な連打の応戦にはファンが大歓声。当たっていなくても声援が集まるのはジャッジへの影響が心配になった。
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 テイラーは早めに口が開いてスタミナがきつそうで、連打は激しいがパンチを振りきらないため当たりは浅く、7回は打ち合いで劣勢、クリンチに逃げた。8回、密着してのアッパーを入れたキャメロン、手数が多かったテイラーのクリンチがかなり増えていた。最終回もキャメロンが前進、テイラーがクリンチの繰り返し、ホールドを取るべきレベルだった。近距離の打ち合いではテイラーのヒットが多く、判定はテイラーが取ったが、個人採点はドロー。さすがに6点差のスコアは納得できず。前回ほどの名勝負にはならなかったが、それでも女子ボクシングのレベルを上げた試合ではある。
 ヒット数はキャメロンが83(32%)、テイラーが89(30%)。(片岡亮)

テイラー 「間違いなくキャリア最高のパフォーマンスだったと感じます。再戦まで半年、人生で一番長い半年でした。ずっとこのことを考えていました。この勝利は本当に意味のあるものでした。またトップに戻ってきました。前回の試合が本来の私じゃなかったことをみんな知っていたはずです。この試合ではかなり良くなった実感がありました。リングに上がったとき、勝てると思いました。このボクシングをすれば誰も私に勝てません。キャメロンは驚異的な選手で、3度目も互いに望んでいることでしょう」
 

 5月にアイルランドでキャメロンが勝った女子統一王者同士の試合は、ダイレクトリマッチが行なわれる。会場は前回と同じ、1万人以上入るスリーアリーナ。
 キャメロンは18勝(8KO)、32歳。17年にアマエリートからの転向で、20年のWBC王座決定戦に勝利し、21年はIBF王者のメアリー・マクギーとの統一戦に勝利。昨年はドバイでウェルター級の4団体王者、ジェシカ・マッキャスキルに勝利し、空位の他団体王座をすべて獲得した。
 ライト級の4団体王者テイラーは22勝(6KO)1敗の37歳。アマ世界選手権5度優勝、ロンドン五輪金メダリスト。16年にプロ転向し、7戦目でWBA王座獲得するや、18年にIBF王者ビクトリア・ブストス、19年にWBO王者ロセ・ボランテ、20年にWBC王者デルフィン・ペルスーンとの統一戦に連勝。途中、WBOスーパーライト級獲得で2階級制覇したが、ライト級を主戦場のまま、IBFフェザー級王者・ジェニファー・ハン、7階級制覇のWBC・WBOフェザー級王者・アマンダ・セラノにも勝ちMSGをメインで満員にした。WBA14度、IBF12度、WBO10度、WBC7度の防衛中だったが、階級上の王者に挑戦した試合は勝てなかった。
 前回の試合、キャメロンが得意のジャブを駆使したハイペースな連打でテイラーの距離を潰して優位に。後半、テイラーは打って下がるスタイルで、ようやく挽回を見せたが、採点は2-0でキャメロンの手が上がった。ヒット数はキャメロン141(25%)、テイラー111(39%)、キャメロンはドローを付けたジャッジに不快を示し、「プレッシャーをかけたのは私の武器。セコンドは打たれることを心配して止めましたが、私は平気」と言った。テイラーは「接戦だったと思います」として試合後に再戦を求めていた。
 女子ボクシング最高峰のレベルにあり、このリターンマッチが商売になるのも前回の内容が評価されたからだ。(片岡亮)10/19
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コメント

コメント(2)  最新コメントへ  
[ 787718 ]  
テイラーの判定勝ち2x0。キャメロンの方がパワーがあるけど、テイラーはレナードのようにまとめて打って見栄えがいいラウンドがあった。だが、テイラーはいつものようにスタミナ切れで打っては自らクリンチの繰り返しで結構フラフラ。クリンチばかりする選手をレフリーは減点しないのが残念。後半はクリンチが多かった(テイラーのせい)。テイラーの作戦勝ちだけど、好きな戦い方ではないです。

カリメロ  #-

2023/11/26 編集返信
[ 787719 ]  
美女スカイが、タオル投入で初のKO(TKO)勝ち。

KTがキャメロンに
MDでリベンジ。KTは負けても王者だったけど
キャメロン無冠に。

kaiスタイガ  #-

2023/11/26 編集返信
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