プロモーターのボブ・アラム氏は、ファンが期待するライトヘビー級の王座統一戦、WBC・IBF・WBO王者のアルツール・ベテルビエフ(カナダ)と、WBA王者・ドミトリー・ビボル(ロシア)をハッキリ否定、「ロシアがウクライナ侵攻しているうちはやらない」と断言した。

ベテルビエフをプロモートするトップランクのボブ・アラム氏のインタビュー、その見解はWBCの判断を支持するというもの。WBCは一貫して、ウクライナ侵攻を理由にロシアとベラルーシ選手の世界戦、世界ランクを否定してきた。キルギス生まれのカリフォルニア在住であるビボルは厳密にはロシア人ではないが、ロシア国籍をとっていることを問題視。一方、ベテルビエフはロシア人だが、長くカナダ在住で国籍も得ていることで、ロシア選手と見なされない。
アラム氏 「ベテルビエフはカナダに15年間、住んでいて子供たちもカナダで生まれ、カナダのパスポートとカナダの居住権を持ち、カナダのボクシングライセンスを持っている。彼はチェチェン出身で、チェチェンがロシア領土になっているのはプーチンが軍事力で占領したからです。WBCの見解には全面的に支持、ウクライナ侵略にも反対している。だから、ベテルビエフとビボルの試合を進めるつもりはない。僕はどうあろうとロシアを支持することはしたくない。だからWBCの立場を称賛します」
この背景にはビボルが、犬猿の仲であるマッチルームの所属選手であることも含まれるだろう。実際、ビボルがカネロ・アルバレスとやったときに反発しなかったことだ。その試合はWBAライトヘビー級戦であったため、WBCは口を出していないが、もしビボルがカネロのスーパーミドル級王座に挑む場合は許可しないという姿勢をとっている。つまり、戦争が続く限り、ビボルは4団体統一戦はできないことになる。ビボルはロシアの侵攻について、「ニュースで見たことしか知らない」と言い、自身が戦争支持したこともなく、直接関係もないことは誰もが分かっていることなのだが…。(片岡亮)
コメント
あるいは、NON戦でビボル×ベテルやっとく?
ホントに戦りたいなら、王座を排除した方法はあると思う。
kaiスタイガ #-
2023/06/09 編集返信逃げんじゃねーよ!!とか言わないだろーな~笑、、、ビボルさん、、、
KICK BACK #.5vf344Q
2023/06/09 編集返信N #-
2023/06/09 編集返信どちらかがアメリカ人なら米露対決で盛り上がりそうだがどちらも元は同じ国の人間同士でかつどちらも人気者でないからな。
B.B #-
2023/06/10 編集返信